「正直、首は筋肉痛だ」レッドブルジュニアのリアム・ローソンがスーパーフォーミュラ初テストで漏らした“本音”とは

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By Auto News on Dec 7, 2022 at 3:53 AM
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     12月7日から鈴鹿サーキットで始まったスーパーフォーミュラの合同テスト/ルーキーテスト。ここ数年はコロナ禍の関係で外国人ドライバーの参戦ハードルが上がっていたが、入国規制も緩和された今年は多くの外国人ドライバーが、テストに参加している。

     なかでも注目を集めているのが、レッドブルのジュニアドライバーで2022年はFIA F2に参戦、F1ではレッドブルとアルファタウリのリザーブドライバーも務める20歳のリアム・ローソンだ。まだホンダ陣営の2023年体制発表は行われていない状況だが、パドックでは2023年シーズンのスーパーフォーミュラにレギュラー参戦することが濃厚とみられている。

    ■日本のコンビニ『ローソン』に驚き


     過去にもレッドブルのジュニアドライバーがスーパーフォーミュラに挑戦するケースは多々あったのだが、ニュージーランド出身のローソンにとっては、同郷の先輩であるニック・キャシディの影響が大きいようで、彼をきっかけにスーパーフォーミュラをチェックするようになったという。

    「僕がスーパーフォーミュラをチェックするようになったのは数年前、ちょうどニック・キャシディが活躍していた頃からだ。レースを観ていくうちに、レッドブルのジュニアドライバーたちが、日本のトップカテゴリーに挑戦する理由が分かった。シリーズのレベルがすごく高くて、クルマもすごく速い。多分、F1と比較できるくらいのものだと思う。F1へステップアップする準備段階としては、すごく良い場所だと思っている。今回はテストでの参加だけど、来シーズンをここで戦うことができれば、すごく嬉しい」

    「このテストに来る前にもニック・キャシディと話したし、2カ月くらい前にピエール・ガスリーと、スーパーフォーミュラのことについて話を聞いて、クルマのことやシリーズのこと、日本のことなどを教えてもらった。参考になった部分もたくさんあった」

     ちなみに、鈴鹿サーキットに来る前にはシート合わせやミーティングも兼ねてTEAM MUGENのファクトリーに寄ったそうだが、その際にはコンビニエンスストア『ローソン』を発見し、その様子を自身のインスタグラムのストーリーに投稿していた。

    「(ローソンという名のコンビエンスストアが日本にあるということを)もちろん知らなかったから、初めて見たときは本当に驚いたよ!」とローソン。「同じ名前というのも何かの縁だから、スポンサーになってもらうよう交渉に行かないといけないね!」と、笑顔で話していた。

     そんな中で迎えたテスト初日。朝のセッション1では開始15分前からマシンに乗り込み、ガレージ内でクラッチミートの確認をするなど、細かいところまで入念にチェックするという気合いの入れっぷり。セッション1では29周を走破し15番手タイムだったが、午後のセッション2ではさまざまなセッティングを試し、ときには1号車のフロントノーズを装着して走行するシーンも見られた。

     最後はニュータイヤでタイムアタックも行い、1分36秒510をマーク。ルーキーの中では最上位となる9番手につけた。

    「このサーキットをハイダウンフォースなクルマで走るのは、すごく興奮した。特に、セクター1のS字区間は、ブレーキを踏まずにスピードを保ったまま駆け抜けていく。ハイスピードだし、Gフォースもすごい。正直、首が筋肉痛になっている」と始めてのスーパーフォーミュラのマシンや鈴鹿サーキットに関する感想を語ったローソン。トップの山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)とは0.9秒差と、スーパーフォーミュラで言うと少し大きな差となったのだが、そこは特に意識していない様子だ。

    「今回、一番重要なことは、このクルマでテストすることだ。順位とかタイムは重要視していない。他のチームもそれぞれのプランがあると思うし、テストというのはそういうものだと思っている。僕自身、F2を経てスーパーフォーミュラに乗るというのは、大きなステップだと思っている。まるでF1のクルマに乗っているのと同じ感覚なので、今日はクルマに慣れるのが一番の目標だったし、その点では良い一日だったと思う」

    「また、TEAM MUGENには豊富なデータがあり、特にチャンピオンの野尻選手のデータと比較しながらテストを進めていけるというのは非常に大きい。そこからいろいろなことを学んでいる最中だ。今日走ってみて、彼に質問をしてみたいこともたくさん出てきた」
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    2022スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト リアム・ローソン(MUGEN)

     ただ、今シーズン彼が参戦していたF2と異なるところはたくさんある様子。特にタイヤの使い方については「ニュータイヤの速さとグリップの高さに驚いた」とローソン。

    「(F2で履いている)ピレリとは何もかもが違うウォームアップの仕方もそうだし、グリップレベルも全然違う。僕が今まで経験してきたタイヤとは違うから、もっと慣れる必要があるし、考え方を変えなければいけないところもある気がする。しっかりと狙ったところにピークを持っていかなければいけないから、それを習熟するのに、もっと時間が必要だ」

     明日8日も2時間のセッションが午前と午後に合計2回あるのだが、ローソンは「正直、明日の2セッションじゃ足りないと思うくらい、もっと時間がほしい!」と本音を漏らす。

    「その中でもいろいろとセットアップを変えて、クルマのことを学んでいくのと同時に、このタイヤにもっと慣れたいと思っている。もっと走り込みたいという気持ちであることは間違いない」と、限られた状況の中でベストを尽くそうとしている姿が印象的だった。

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     一方、今回TEAM TBDからテストに参加しているトルコ出身のジェム・ボリュクバシにも、初日のセッション後に話を聞くことができた。

     F2やユーロフォーミュラオープンでの参戦経験を持っているボリュクバシだが、日本に来て鈴鹿サーキットを走るというのは、彼にとって目標のひとつだったようで「鈴鹿サーキットはすごく好きで、昔からゲームでもよく走っていて、いつかリアルで走ってみたいと思っていたサーキットだから、今日こうして実際に走ることができて本当に最高だった」と、セッション後の囲み取材では笑顔で話した。

    「S字はハイスピードのまま駆け抜けていくし、130Rは全開だし……。クルマも含めて全て気に入っている。すごく良い1日を過ごすことができた。早く明日のセッションになってほしいなと思う」と、ボリュクバシ自身は今回のルーキーテストを楽しんでいるようだ。

     この日は、2つのセッション合わせて80周を走破したボリュクバシ。彼も2023シーズンの動向が気になるのだが、「今は自分のパフォーマンスに対する素晴らしいオファーもいくつか受けている。その中で、今回スーパーフォーミュラのテストに参加できたのは嬉しい。個人的には鈴鹿も好きだし、日本も好きなので、シーズンでのフル参戦も実現させたいなと感じている。数あるオファーのなかのひとつとして、じっくりと考えたい」と、詳細については明らかにしなかったものの、スーパーフォーミュラ参戦については前向きに考えている様子が伺えた。
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    TEAM TBDからテストに参加しているジェム・ボリュクバシ

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