“復調のきっかけ作り”のため、KONDO RACINGがエンジニア&マシンを入れ替え【SF合同/ルーキーテスト】

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By Auto News on Dec 7, 2022 at 6:22 PM
  1. Auto News

    Auto News Moderator Staff Member

     12月7日から鈴鹿サーキットで始まった全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同/ルーキーテスト。スーパーフォーミュラ参戦を目指すルーキードライバーたちが走行チャンスをつかむ場になっている一方で、レギュラードライバーが参加してシーズン中にはできないことを試す場としても、活用されている。

     今回も、各チームでいろいろとテストならではの試みが行われているのだが、その中でも大きな動きがあったのがKONDO RACINGだ。

     すでにTOYOTA GAZOO Racingから発表されているとおり、2023年は山下健太が3号車を引き続きドライブし、サッシャ・フェネストラズが離脱した4号車には小高一斗が新たに加入する。

     ただ、7日から始まったテストの様子を見てみると、2022年にフェネストラズ担当だった村田卓児エンジニアが山下につき、山下担当だった阿部和也エンジニアが小高を担当している。

     さらに、テスト初日にそれぞれが乗っているマシンを見ると、山下の3号車のフロントウイングやバックミラーには、シーズン中にフェエネストラズが乗っていたマシンと同様に緑のラインが入っており、逆に小高が乗る4号車には赤のラインが入っていた。

     これについて、KONDO RACINGの阿立信昭工場長に聞くと、エンジニアだけでなくマシンについても入れ替えてテストをしているのだという。

    「テストだからいろいろやってみよう……ということだけです」と阿立工場長。そのため、来シーズンに誰がどのドライバーの担当するかについては、現時点で決まっていないという。

     ドライバーとエンジニアの組み合わせが変更になることに伴って、車両が入れ替わることになったようで「エンジニアはクルマにくっついて“セット”になっているから、そこは変えられないです。なので、村田エンジニアが担当しているクルマ(2022シーズンの4号車)に健太が乗ってテストをしているという感じです」と説明した。

     こうした変更を施した理由のひとつとして、阿立工場長は山下に対する“復調のきっかけ作り”を挙げた。

    「やっぱり何年も乗っていて低迷してしまっているドライバーには、何か刺激を与えないとダメかなと。そこで何か新しい気づきがあれば、少しは変化が出るかなと考えてはいます。やっぱり健太にはもっと速く走ってもらわないといけないですからね」と、彼にに寄せる期待も大きい。

    ■「すごく新鮮な気分」と山下健太


     新たな試みで今回のテストに臨んでいる山下は「それぞれ違うところはありますけど……ここ数年はGTでもSFでも、丸3年くらい阿部さんとしか組んでいなかったのでで、そういう意味で、久しぶりに違うエンジニアがつくことになって、新鮮な感じではあります」と言う。

    「やっぱりエンジニアさんが変わると、コミュニケーションの取り方というか、起きている症状に対しての言い方も若干違いますし、その他でも細かいところはけっこうあります」と、これまでとの違いを感じながらテストを進めている印象だった。

     同じように村田エンジニアも「サッシャと一緒にやってきた中で、本人はコメントしていなかったけど、データとかセットアップで気になっていたところは、(山下から)コメントとして出てきているので、そこは直してあげないといけないかなと思っています」と、違いは感じている様子。

    「今回はドライバーが(シーズン中とは)違うので、ドライバーの感度がどうかというのをメインで見つつ、いままでできていなかったところをいくつか検証できればかなと思います。その辺はこれからやっていくという感じです」と、今回のテストでの大まかなプランを語ってくれた。
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    2022スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト 山下健太(KONDO RACING)

     一方の4号車陣営だが、小高と阿部エンジニアはテスト前日に一緒にトラックウォークに出かけ、コミュニケーションを深めたとのこと。

    「僕がトラックウォークに行くなんて、けっこう珍しいと思うんだけど(笑)」という阿部エンジニアだが、「そこでいろいろ話せたし、彼も昨シーズンに6戦くらい乗っているので、完全なルーキーではないです。そういう意味では、他の完全なルーキーと比べれば、最初のセッションから比較的しっかりと走ってくれたかなと思います」と、小高のことを評価していた。

     小林可夢偉の代役としてKCMGでスーパーフォーミュラに参戦経験のある小高だが、KONDO RACINGで仕事をするのは初めて。「チームスタッフの方々も、ほとんどが『はじめまして』という方々ばかりでしたけど、すごくやりやすい環境だなと感じています。阿部エンジニアとは、昨日一緒にトラックウォークをしてコミュニケーションをとれていますし、まだテストが始まって1日目ですけど、勉強になることはたくさんって、今は阿部さんに色々と質問して、教えてもらっている感じです」と、新加入のチームで順調なスタートを切っているようだった。

     前述の通り、今回はシーズン中に山下が乗っていた車両にカーナンバー4をつけてテストに臨んでいる小高。初日午後のセッション2では開始早々にスピンを喫してしまい、赤旗の原因を作ってしまうなど、トータルでは課題が残る1日となった様子だ。

    「今シーズン山下選手が使っていたクルマに乗ってテストをしていますけど、今季の途中から調子が悪かったことと同じようなことがデータ上でも出ているみたいで……阿部エンジニアと『なんでだろうね?』という話をしていました。とにかく、来年に向けてひとつひとつ準備を進めていきたいです」と険しい表情を見せていた。

     すでにテスト2日のセッションが開始されているが、ここでもチーム内でマシンを入れ替えている陣営が見られる。これらの試みが、来シーズンに向けてどう影響するのか、ますます目が離せない合同&ルーキーテストとなっている。
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    阿部和也エンジニアと小高一斗(KONDO RACING)

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