野中誠太がスーパーフォーミュラ初走行。首の痛さよりも感じた「目の疲労」と「本当に助かった」アドバイス

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By Auto News on Dec 7, 2022 at 11:10 PM
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     三重県の鈴鹿サーキットで行われている2022年の全日本スーパーフォーミュラ(SF)選手権合同/ルーキーテストは12月8日にテスト2日目を迎え、午前中のセッション3ではKCMGの7号車からエントリーしている野中誠太がスーパーフォーミュラマシンでの初走行を終えた。

     2018年にフォーミュラトヨタ・レーシング・スクール(FTRS)を受講しスカラシップを獲得した野中は、2021年のFIA-F4で6勝を挙げてチャンピオンに輝き、2022年は全日本スーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)選手権やスーパーGT GT300クラス、さらにはスーパー耐久にも参戦している若手ドライバーだ。

     野中にとってスーパーフォーミュラで使用される『SF19』での走行は今回のテストが初めて。走行を終えた野中は「まずはマシンのパワーとダウンフォースに驚きました。SFL以上のダウンフォースはすごく衝撃的でした」とSFマシンの第一印象を語った。

     この合同/ルーキーテストのみならず、クイック&ライトを掲げるスーパーフォーミュラSF19での走行を経験した多くのドライバーから聞かれるのが、コーナリングスピードからくる“首の痛さ”だ。だが野中が感じたのは首の痛さよりも「目の疲労」だという。

    「首はまぁ痛いですけど、パッドを入れているのでまだ大丈夫です。(SFのマシンは)スピードが速いので、本当に神経を使って、タイミングを合わせてコーナーに進入していかないといけません。その部分でかなり集中してコーナーに進入しているので、結果的にそれが目の疲労に繋がっているのだと思います」

    「目が疲れるというのは僕のレース人生で初めてだったので、それくらい神経を使用して乗らなければいけない難しいカテゴリーだなという印象です」

     セッション3の終盤ではニュータイヤでのアタックシミュレーションを行い、1分36秒846で10番手(最終的な順位は15番手)に飛び込んだ野中。そのときの感想は「まったくの別次元」だったというが、楽しむこともできたと振り返った。

    「自分の経験したことないスピードを感じたので、シンプルに楽しかったです。どんどんと攻めていけますし、どんどんと自分の知らない世界にアタックすることができたので、そういった部分では非常に楽しめました」

    「実際にアタックを経験すると『次はこういった走り方を試したい』『こんな走りをしてみたい』という思いがどんどんと出てきていますし、マシンを降りた後は気持ちがすごく興奮状態でした」
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    2022スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト 野中誠太(KCMG)

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     そんな“楽しめている”野中が今回のテストで走行を行うKCMGには、初日に7号車のステアリングを握った元F1ドライバーの小林可夢偉をはじめ、2016年のSF王者である国本雄資、そして監督にはスーパーGTでニッサン/ニスモのエースとして長年活躍する松田次生という日本のレース界を牽引するベテランたちが多く所属している。

     SF初走行となる野中は、テストに向けそんな3人から若手目線でのアドバイスをもらい、まず気をつけないといけないのは「アウトラップでタイヤが冷えているときのコントロール」だと言われたという。

    「アウトラップでタイヤが冷えているときのコントロールにまず気をつけてと言われたました。さらにアウトラップの1周をどう周回するのかなど、非常に僕の経験に寄り添って3名がアドバイスをしてくれたので本当に助かりましたし、そのおかげでこのテストの最初の走行でも問題なく走ることができました」

     実際、今回のテストでもセッションが始まると同時にルーキードライバーがアウトラップでスピン、グラベルにスタックしてしまったりエンジンが止まってストップしてしまうシーンも見られたが、セッション3での野中はスピンすることなくノーミスで走行を終えていることから、3人からのアドバイスの影響は大きそうだ。

     すでにトムスから2023年のSFLフル参戦が発表されている野中。最後に、今回の合同/ルーキーテストの走行経験から活かしていきたいことを聞いた。

    「一番はスピードです。今回のテストでは非常に高いレベルのスピードというものを経験したので、これでSFLの操作にも余裕ができると思います」

    「クルマのフィードバックの部分でもいろいろと感じることがあったので、SFLに戻ったときにはより繊細な情報が得られるはずです。結局はそれがいいクルマ作りにつながってくると思うので、来季も頑張りたいです」

     このSF鈴鹿合同/ルーキーテストと併催されたSFL鈴鹿合同テストでは3回の走行すべてをトップタイムで終えた野中は、SFでの走行を「今は恐怖心よりも楽しめています」と語った。2023年シーズンはSFLフル参戦が決まっている野中だが、今回のテストを経験したことでSF参戦のトヨタ勢に不測の事態が発生したときの代役になる可能性もありそうだ。
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    2022スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト 初走行に向けてピットアウトする野中誠太(KCMG)

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